時々、レッスン中に生徒さんが
「これは難しいです。」
とおっしゃることがあります。
おっしゃる、と敬語なのはそう言うのは大人の方が多いからです。
そんな時、聞き返します。
「お家で毎日2時間練習しましたか?」と。
すると、たいがいそんなには練習していません。
実際、難しい、といってしまうとそこで成長が止まってしまいます。
「お手上げです!」と言っているようなものだからです。
私の師は決して「難しい」という言葉を使いませんでした。
だから私もバイオリンが「難しい」と言葉で表したことがなかったのです。
大学に進学して初めて弦楽器科の友人から「難しい」という言葉を聞いた気がします。
すごく意外で新鮮?な言葉でした。
たとえ、時間がかかろうと苦労しようと、あきらめないこと。
「難しい」と言ったとたんに難しいが確定してしまいますから。
弾けない原因を探し、それに対応する正しい練習方法を工夫して、丁寧にさらいましょう。
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