お弟子さんから逆に教わる人生で大切な視点。

普段、私の立場は先生なのでバイオリンに関してはお弟子さんに教える立場ですが、レッスンが終わった後のたわいないおしゃべりの中でとても大切な事を教わることがあります。

 

それは私より年配の方だったり、同じくらいの年の方だったりしますが。

 

先日は高校生の男の子に教わりました。

 

 

 

 

彼は普段は物静かですが、人の手助けになるようなことをさりげなく、すすんでします。

 

厳しい状況があっても顔色をかえずに乗り切ります。

 

物静かなのに好奇心旺盛で色々なことにチャレンジするので当然忙しく、最近はバイオリンの練習時間もなかなか取れないようです。

 

クラブ活動によりレッスン時間も変更を迫られます。

 

 

私は若いうちはやりたいことはなんでもやった方がよいと思いますし(自分がそうでしたから)、彼はバイオリンにも真摯に取り組んでいるのがわかるので、快くできる限りレッスン時間の変更に応じます。

 

 

 

レッスンが終わった後、いつものようにおしゃべりをしていると、「アルバイトをしている。」というのでどんな職種かきいてみました。

 

飲食店の、主に調理をしている、と言っていました。

 

働くというのは素晴らしいことだね、と感心していると、その働く理由をぼそっと教えてくれました。

 

 

 

「今は人手不足だから・・・。」

 

 

(''Д'')(''Д'')(''Д'')!!!

 

 

 

お金欲しさでも全然かまわないと思うのに、彼は少しでも社会の助けになれば、と行動していたのです。

 

 

 

こんな視点を持つ子供たちが現代にいます。

 

頼もしいな、と思うと同時に私もうかうかしていられない!と刺激をうけた出来事でした。