家のレッスン室には、青い鳥がいます。
作り物ですけどね。
スタンドライトにちょこんと止まっています。
この子には意味があって。
いわゆるメーテルリンクの童話、「青い鳥」の意味するところなんですが。
幸せは実はすぐ近くにあるんだよ、ですが、私にとってはもう一つの意味があります。
大学を卒業して、ちゃんとそれなりにバイオリンを頑張ってきたのですが、
「学校出たのに、弾けてない!」
と迷いが生じました。
そうなると、自信はなくなるわ、さらに弾けなくなるわで悪循環に陥ってしまいました。
悩み、苦しみを解消しようと本を読んだり、有名なバイオリニストをコンサート後に楽屋までたずねて(はっきりいって迷惑なことですね・・・。((+_+)))質問したり。
とにかく苦しいものですから溺れる者が藁をもつかむ思いです。
そうやって、何か秘策があるに違いない、と自分の外に答えを求め続けていました。
でも、そうやっていろいろ葛藤し、探し回ったあげく、ある時、自分の中に答えがある、と気がつきました。
この辺りは話せば長くなりますので割愛しますが、要するに。
大事なことはすぐ近く、自分の中にあるよ、ということです。
それを思い出させてくれる青い鳥なのです。
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