音楽大学の入試。

芸術大学の音楽学部や音楽大学の入試はどのようなものか、簡単に説明します。

 

専攻の楽器などを何にするかでもちがってきます。

 

作曲、管楽器(クラリネット、フルート、トランペットなど)、打楽器、ピアノ、声楽、そしてバイオリンなどの弦楽器など。

 

私の場合は、バイオリンだったので、その入試科目などをあげてみます。

(198〇年当時です。)

 

まず、公立でしたので、当時の共通一次試験なるものを受けました。

現在のセンター試験です。

 

音楽で大学を受けようとする人は、勉強よりも実技重視ですので、全ての科目で良い点数をとる必要はありませんでしたが、上位3教科でそこそこの点数を取る必要がありました。

 

そして、実技の試験ですが、まず専攻のバイオリン。

課題曲(協奏曲やエチュード)が何曲か指定されてその中から選びます。

 

現在はスケール(音階)の試験が必ずあると思われます。

 

そして、副科ピアノ、こちらも課題曲が指定されました。

 

それからソルフェージュ。

聴音(ピアノで演奏された短い曲を聴きとり楽譜にする)、さらに、メロディー、四声、二声などにわかれます。

新曲視唱(初めて見る楽譜を正しく歌う)、

楽典(音楽の決まり事など)。

 

このように、演奏以外にもたくさんの準備が必要になります。

 

ですから、音楽大学に進学を希望する場合、できるだけ早く決心していろいろな準備を始める方が良いです。

 

入学してからもこれらの科目はついてまわります。

 

入る前に実力をつけて、大学でさらにブラッシュアップすれば、将来の基礎ができると思いますよ。

 

以上、非常にざっくりと説明しましたが、大学によって、科目や形式が違いますので本気で目指す方は、先生に相談したり、受験情報誌などで十分に調べることをお勧めします。