こんにちは!シェリーです^_^
バイオリンは早期教育が大事、といわれます。
テレビや動画などで、大人顔負けの演奏をするちびっこも。
私の出身大学(県立芸術大学音楽学部)でも、3、4歳からはじめた人がほとんど。
小学校に入ってからはじめるのは遅いくらいでした。
では、もうすでに10代になってバイオリンを上手に弾けるようになるのは無理なのでしょうか?
いいえ、大丈夫です!
10代からはじめてもかなり上手になれますし、音楽大学に入るのも夢ではないです。
説明します。
バイオリン習い始めは3,4歳から、なんていう説がまことしやかにささやかれたのは私が子供の頃。
当時、ピアノはまだしも、バイオリンは普及しきっておらず、先生の数も少なく、質も玉石混交。
つまり、まず先生がみつからなかったし、ちゃんと教えられる先生も少なかったのです。
なんとか先生をみつけ、習って練習しても上手にならない・・・。
才能がなかったんだ、とあきらめてやめてしまう方が多数。
(※これは生徒さんのせいではなく、先生の指導力の問題が大きいです。)
中には、3、4歳の物心つかない頃から、熱心な親の指導で育てられた子供さんで
上手になる子もいました。
そんな事実があります。
しかし、情報がネットなどで簡単に手に入る今、先生を見つけるのは簡単になりました。
教材も増え、指導法も研究がすすんでいます。
昔よりずっとハードルが低くなりました。
楽器も、求めやすくなりました。
(楽器の求め方についてはまた別記事で。)
ですから、小さい頃から悪戦苦闘しなくても弾けるようになります。
ただ、ある程度の柔軟な体と感覚は必要なので、始めるのはできるだけ早い方がよいです。
そして、昔に比べて、周りに音楽があふれる今、リズム感覚や音程をとる能力もよくなっていると思います。
もし、あなたが音楽大学などに進学したい、と思った場合
それ相当の努力は必要となります。
試験はバイオリン演奏だけではないからです。
①音感を調べるための聴音(聴いた音を楽譜に書き取る)
②読譜と歌唱能力を調べる新曲視唱(はじめてみる楽譜を正確に歌う)
③音楽の知識の楽典(音楽の用語や決まり事の理解)
④ピアノ
⑤高校までの学科試験
など。
特にネックとなるのは、①の音感ですね。
これは幼少期に形成されるので、早期教育が必要、といわれるのは主にこの部分。
しかし、先ほども書いたように今は音楽を聴く機会が多いですし、歌が好きで学校の授業でよく歌っていて、その後受験用の先生につけば、努力でなんとかなるかと思います。
人それぞれ持っている能力が違うので一概には言えませんが。
私の経験で言いますと。
私は11歳でバイオリンをはじめて愛知県立芸術大学に入りました。
ただ、5歳頃からピアノは習っていました。
しかし、練習はいっさいせず、小学校高学年になってもバイエルが終わらないという・・・( ノД`)シクシク…
(いや、練習しないから当たり前!)
先生に叱られてばかりいましたね。
バイオリンはどうしても習いたくてはじめたので毎日、結構練習しました。
習い始めは毎日15分くらいから、大学受験することを決心してからは、毎日最低3時間くらいです。
先生が良い先生だったこともあり、小さい頃から習っていた子をどんどん追い抜いていきました。
ソルフェージュ(聴音、新曲視唱)も苦手でしたが、受験用の学校に通いました。
あとから聞いた話ですが、私がバイオリンを遅くはじめたにも関わらず、
浪人もせず大学に受かったこと、同じ教室の周りの人達が驚いていたそうです。
しかーし!
大学にはもっとツワモノがいました!
中学2年生でバイオリンをはじめた人、ピアノをはじめて2年で入学した人。
ただし、どちらの人も親が著名な音楽教授でした。
私の親は全く音楽に関係なく。
母は歌が苦手、父の方は歌はとても上手でしたが、それだけ。
ですから、あきらめないでくださいね。
「音楽が好き!」と
もしあなたが、寝ても覚めても音楽やバイオリンのことを考えているのなら。
それは立派な才能です。
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