レッスンで緊張してしまう!【理由と対処方法】

こんにちは!

 

シェリーです^_^

 

最近レッスンで

「家ではもっと上手に弾けていたのに、先生の前ではうまく弾けません・・・( ;∀;)」

ということをお聞きしたので、そのことについて書きます。

 

「気にしない」そして「慣れる」こと。


「気にせず、慣れること。」

 

これが解決方法なのですが、これではなんだか身も蓋もないですね。(^-^;

詳しく解説します。

 

 

レッスン時、先生の前で上手く弾けない理由。


レッスンで上手く弾けない理由は

  1. 人(先生)が聴いていると思うと緊張する。
  2. 家で弾くのと音の鳴り方、響き方、聞こえ方がちがう。
  3. 先生がこわい。
  4. 間違いなどを指摘されるのがいや。
  5. 上手に弾こうと思ってしまう。
  6. 練習不足。

・・・とこんな理由があげられます。

 

  1.人(先生)が聴いていると思うと緊張する。

   これは、先生が自分の演奏をどう感じるだろうか、と、いつもは考えないことを考えてしまうからです。

  自分の家で練習しているときは意識しないことに気を使ってしまい、弾くことに集中できません。

 

  2.家で弾くのと音の鳴り方、響き方、聞こえ方がちがう。

    脳はいつもとちがう変化にはすぐに反応してしまいます。

   意識的には気が付かなくても無意識で、どきっ!としています。

 

  3.先生がこわい。

    これは、心当たりがある方もいらっしゃるかと。

   音程やリズムの違いを厳しく指摘されるのではないかと緊張してしまうわけですね。

   

   

  4.間違いなどを指摘されるのがいや。

    上記の3.や1.と同じことですが、こういう風に意識してしまうと余裕がなくなってしまいます。

 

  5.上手に弾こうと思ってしまう。

    「せっかく家で一生懸命に練習したのだから・・・。」

   と、力がはいりすぎて上手く弾けなくなってしまう・・・。こういうこともあります。

 

  6.練習不足。

    これは当たり前ですね。練習してないと弾けません。

   先生からのお叱りも恐ろしかったりして。( `ー´)ノ

   (ちなみにシェリーはめったなことでは叱りません。)

 

 

この他にも、家での練習では、

「まちがえたり、うまく弾けなくても弾きなおしができる、という安心感でリラックスして弾ける。」

 

 

そして、ちょっと厳しい意見ですが

「自分ではちゃんと弾けている、と思っているだけで、実はそうではない。」

ことも考えられます。

 

なぜなら、リラックスしているときは自分の音は正しく聴けてない場合が多いからです。

 

 

 

 

ではどうしたら・・・?【対処方法】


はじめに書いたように、

「気にしない」「慣れる」のが一番なのですが、なかなかそうもいきません。

 

その状態になるための方策をご紹介します。

 

 

 1.家でも人に聴いてもらう。

   ひととおり、曲を弾けるようになったら、ご家族など誰かに聴いてもらってください。

  家族とはいえ、聴いてもらうのは少し緊張するものです。

 

 2.ぬいぐるみや人形を人に見立てて弾く。

   一人暮らしの方であれば、人形やぬいぐるみの前で弾いてみるのもアリ。

  聴いている人がいる、と思い込んで弾きましょう。

  

 3.録音、録画してみる。  

   これもかなり緊張します。

  録った(撮った)あとは必ず再生して見直したりすれば、練習の効果もあります。

そもそも、誰かに聴いてもらったりするのは、緊張して当たり前です。

 

場所がかわって響きも違うと、絶えず耳でモニターしながら弾いている楽器のコントロールもしにくくなります。

 

家で弾いた状態を100%として、だいたい60%くらいしか弾けません。

 

それを分かったうえで、家での練習をしっかりやります。

 

 

レッスンで、先生の前で弾くのは、発表会や演奏会の予行演習のつもりで準備しましょう。

 

ですから、家での練習も先生のレッスンをイメージしながら弾きましょう。

 

 

せっかく、練習したのですから納得のいく演奏をしたいですよね。

 

 

 

 

さて。

 

 

ここからの話はかなり上級クラスの練習方法です。

 

 

 

練習の超重要ポイントですが、

 

 

自分がどうやって弾いているか、意識しながら練習するのが大切です。

 

 

どこで移弦しているか、何ポジションで弾いているか、弓のどのあたりを使っているか、弓のスピード、圧力はどのくらいか・・・などなど。

 

事細かに意識にあげていきます。

 

 

実は、ほとんどの方が、練習を無意識でやっています。

 

音を出すだけで満足してしまっているのです。

 

そして、いざ人前で演奏するときには、意識をしすぎてしまい、うまく弾けなくなってしまうわけです。

 

反対をやってしまっているのですね。

 

 

練習は意識的に。

 

聴いてもらうときは無意識に近い状態で弾く。

 

 

これは、レッスンだけでなく、発表会やコンサートの対策になります。

 

かなり気を遣う高度な練習方法ですがお試しください(*^-^*)

 

 

 

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