音大受験のために新幹線でレッスンに通う?

こんにちは!

 

シェリーです^_^

 

いろいろなHPやネット記事をみていましたら、

「音大受験のために新幹線でピアノの先生のレッスンに通った」

という方がいらっしゃいました。

 

そういった方、多いですね。

 

音大受験やプロを目指す方が東京や首都圏の有名な先生に通う、といったことはよくあります。

 

レッスン代だけでも、ワンレッスン〇万円するのに、新幹線代まで、となると相当な出費です。(^-^;

 

そうしなくては、音楽(芸術)大学に合格できないのでしょうか?

(専攻はピアノ、バイオリン、声楽なども同じだと思います。)

 

それについて考えてみます。

 

富士山
新幹線の車窓からの富士山

首都圏の先生につかないと音大(芸大)に合格できない?


私の経験をもとにお話しします。

 

 

結論からいって

 

「そんなことはない」

 

です。

 

事実、地方の先生にずっとついていた私と、同じ門下生たちも

首都圏にレッスンに通わず、芸大(東京芸術大学)や有名な学校に何人も現役で合格していました。

 

 

私自身も地元の大学ではありますが、新幹線でレッスンに通うことなく、

県芸(愛知県立芸術大学)にはいりました。

(地元の音大でも首都圏の先生につく人はいます。)

 

 

その私の師(地元密着、東京芸大や桐朋音楽大学に何人も合格させている)

が言うことには、たとえ受験倍率が高くても

 

「弾けたら合格する。」

 

なんてシンプル!

 

 

どんな先生がよい?


では、地元でどんな先生についても、大丈夫か?というと、そうではありません。

 

やはり、自分が入りたい大学に入学させた実績のある先生につくのが手堅いでしょう。

 

または、確かな指導力のある先生にまずついて、ちゃんと基礎を固め、

音大を受験すると決めた時点で先生に相談し、必要であれば、しかるべき先生を紹介してもらう、

という方法もあります。

 

習い始めた時から音大に行くと決めていれば、初めから有名な先生につくのもありですが、

そのような先生は小さいお子さんや初歩の指導は苦手な方、またはしない方もいます。

 

レッスン代も高額になります。

 

ですから、まずは良質な先生につくのが大事です。

 

とはいえ、「良質」の何たるかは習う側からはわかりにくいものです。

 

気を付けていただきたいのは、必ずしも『素晴らしい演奏をする人=よい指導をする』ではないことです。

 

その先生が教えた生徒さんたちが、みんな、ある一定以上の実力がつくかどうかが大事です。

 

 

近くによい先生が見つかればよいですが、

地方によっては、専門的に教えられる先生が少ない、ということもありえます。

 先生を選ぶことができない状態です。

 

そういう場合は、先生の多い都会に出る必要もあるのかなと思います。

 

都会に通うメリットもある。


特に無理をして経済的にも時間もかかる都会のレッスンに通うことはないと思いますが、

メリットがあるとすれば、こういう事でしょう、というものをお話しします。

 

 

お金をかけた分だけ真剣味が増す。

 

レッスン代や交通費にお金をかけた分、

「絶対に志望する学校に合格するんだ」という覚悟はできるかもしれません。

 

ただ、お金をかけてその先生につけば必ず合格する、といった保証は当然ありません。

 合格の確率は上がるかもしれませんが、あくまで本人次第です。

 

 

いつもと違った環境で刺激を受けることができる。

 

受験はストレスフルなものです。

 

ティーンエイジャーが、たった一人で新幹線に乗り、厳しい(かどうかはわかりませんが)レッスンに通う、

というのは武者修行に近いものがあります。

 

メンタルが強くなる可能性はあります。

 

また、志を同じくするライバルとの出会いがあるかもしれません。

 

いろいろとよい刺激になります。

 

そのほかの方法。


とは言え、はじめに述べた通り、地元の先生についていても合格は可能です。

 

もし心配であれば、志望校が催している夏期講習会や冬期講習会に参加してみるという手もあります。

(主に私立大学など)

 

実際にその大学でレッスンしている先生につくことができたり、受験の傾向などの情報が得られます。

 

ライバルたちのレベルもわかったりするので、モチベーションを上げるきっかけになります。

まとめ


すでに書いたように、必ずしも受験のために首都圏の先生につき、新幹線でレッスンに通う必要はないと思います。

 

ただ、近くでよい先生がみつからなかったり、さらにモチベーションアップなどだったり、

特につきたい先生が遠方にいる場合は「あり」です。

 

大事なのは、バイオリンの実力がつくことであり、きちんと教えられる先生であればオッケーです。

 

しっかり時間をかけて練習することも大事なので、わざわざ移動に時間をかけるのももったいないです。

 

「みんなそうしているから・・・。」と焦らないようにしましょう。