こんなお母さん、面白い!【ヴィオラ母さん】

こんにちは!

 

シェリーです^_^

 

 

かねてから読みたかったヤマザキマリさんの「ヴィオラ母さん」を読みました。

 

ヤマザキマリさんはご存じの方も多いと思いますが、

阿部寛さん主演で実写映画化もされた人気漫画「テルマエ・ロマエ」の作者です。

 

 

 

そのヤマザキさんのお母様がヴィオラ奏者で札幌交響楽団の創設時のメンバーだったそうです。

 

 

この本は彼女の生き方と彼女に育てられたヤマザキさんのエピソードなどが楽しく語られています。

 

 

とは言っても、このお母様(本文中はリョウコ、と呼び捨てにされている)はお父様がエリート銀行マンのお嬢様育ちで学校の通学にもばあやがつくくらい。

 

 

それなのに、音楽への情熱が半端なく、家族の反対を押し切り、勘当同然でひとり北海道に移り住み、その後シングルマザーに・・・と、お嬢様育ちとは思えぬ、波乱万丈の人生となるわけで。

 

 

決して楽な人生ではなかったのは想像できます。

 

 

だけど、リョウコはびっくりするほど奔放でたくましく魅力的に生きています。

 

 

苦労を苦労とも思わせないユーモアのある語り口でギャハギャハ笑いながらあっという間に読んでしまいました。

 

 

 

「すごいな」と思うのは、シングルマザーでありながら、

「子供たちのために・・・。」と自分を犠牲にしていないことです。

 

 

自分を大切にし、自分の生きざまを子供たちにちゃんと見せている、というか。

 

 

 

そして、自分の価値観を子供に押し付けていないこと。

 

 

音楽家の子供によくあることなのですが、ヤマザキマリさんも妹さんも、

バイオリンやピアノを習わせられています。

 

 

しかし、どうやら「何が何でも絶対に、この子たちを立派な音楽家に・・・。」

という意図はなかったようなのです。(これは私の感想で本当はどうだったのかわかりませんが・・・。)

 

 

子供達には自由に生き生きと育ってほしい、という気持ちが感じとれるのです。

 

 

いわゆる、普通の良識あるお手本のようなお母様ではなく、かなりいい加減・・・。

(ずる休み事件、シュガーマーガリン弁当、トウモロコシ弁当・・・。)

 

でも子供たちに対する愛情はめいっぱい。

 

 

と、ここまで書きましたが、ぜひお読みになってくださいませ。

 

途中、ヤマザキさんの漫画で爆笑です。(≧▽≦)

 

 

 

イラストのリョウコと写真のリョウコ、

ギャップありすぎwwww