初めてバイオリンを持った日。

こんにちは!

 

シェリーです^_^

 

立春も過ぎて寒いんですが、日差しが眩しいほどになってきました。

 

 

私が初めてバイオリンを持った日は○十年前のこんな季節だったでしょうか?

 

 

 

 

何年もバイオリンという楽器に憧れて、でもなかなか習わせてもらえなくて・・・。

 

(習わせる親としては当たり前ですね。その頃習っていたピアノも全然練習しなかったのですから(*゚▽゚*))

 

 

 

 

流石に何年も「バイオリン!バイオリン!」と言い続けるので親としても根負けしてとうとう先生を探してきてくれました。

 

 

 

初めてレッスンに行った日。

 

(前日から楽しみで嬉しくてワクワクしていました。)

 

 

 

 

レッスン室に入り、先生が黒いケースを机の上に置きました。

 

「どうか、私の好きな色のバイオリンでありますように・・・!」

・・・と、心の中で願いました。

 

 

というのは、バイオリンの色には個性があって、黒っぽい焦げ茶色、赤みがかった褐色、黄色っぽい明るい色、艶のあるの、ないの、色ムラや傷の具合、と千差万別。

 

 

 

先生がケースを開けたら、果たして私の願っていた色、そのまま!

 

 

 

F字孔の周りは赤みがかった茶色、そこから楽器全体にグラデーションで広がり、艶っぽく輝いていました。

 

その時の気持ちは○十年生きてきた中でもサイコー!の気持ちの一つです。

 

 

 

 

本当にバイオリンって美しい楽器です。

 

たとえ、それが量産の分数楽器(子供用の楽器)でも、です。

 

 

 

 

先生に初めて手ほどきを受けて、弓の毛を弦に当てて擦ってみると。

 

なんとも言えない微かな摩擦の感触。

 

と同時に、案外簡単に音が出せるんだ、と。

 

 

 

 

初めてのレッスンが終わり、真新しい黒い瓢箪型の楽器ケースを手に(夢見ていたシュチュエーション!)

母と繁華街を歩き、電車に乗り、その間も「早く家に帰って弾きたい!」とムズムズしていました。

 

 

 

 

家に帰って、父に報告もそこそこに、ケースから楽器を取り出し、しばらくうっとりと眺め。

 

早速、先生に教わったリズムを練習しました。

 

この日から、ピアノとは打って変わって自主的に毎日練習するようになりました。

 

 

 

何が私をそうさせたのか?不思議ですね。

 

 

今も、バイオリンを楽しんでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

初めての楽器は大切にとってあります。

 

年月を経て、どんどん味のある音になってきました。