優しい子に育つ様に。

こんにちは!

 

シェリーです^ ^

お子さんがバイオリンを習うと良いこと。

 

感受性が育つ、ということ。

 

 

バイオリンというのはピアノなどの楽器より、ある意味、繊細な楽器だと思います。

(ピアノなどの楽器を悪く言っているわけではないですよ。)

 

 

例えば。

 

 

ピアノは弦の部分が本体の中に収まっていますが、バイオリンはむき出し。

 

 

ピアノはこの様に弦の部分が本体の中に収まっています。

 

この写真はグランドピアノの場合で、上部の蓋を開けたらこんな感じ。

 

アップライトピアノの場合は、ほぼ蓋を開けることはないですね。

 

バイオリンの弦はむき出し(°▽°)

 

ちょっと衝撃を与えたり、温度、湿度の変化で大幅に音の調子が狂います。

音を正しい高さに合わせる調律は、ピアノは年に一度くらい調律師さんにお任せします。

 

バイオリンの場合は音が狂いやすいので、演奏の度に演奏者自身が調子を合わせます。

 

 

バイオリン本体だけでなく、弓もあります。

弓の毛を張った状態
弓の毛を張った状態

 

 

 

これも演奏する前に弓の毛を適度に張ったり

 

 

 

緩めた状態
緩めた状態

 

 

 

演奏が終わって仕舞う時は木の棒の部分を痛めない様に緩めます。

 

こんな風に、楽器の管理も自分でする事が多く、気を使います。

 

また、持ち運びしたりするので、楽器をぶつけたり、引っ掻いたりして傷がつくとか、

 

落としたりして最悪の場合は壊してしまったり・・・。

 

そんな時はやはりかなりショックを受けます。😭

 

 

なんだか、大変そうな楽器ですが、これが子供さんの優しい心を育てます。

 

傷がつきやすい楽器なので、大切に扱う気持ちが芽生えます。

 

 

 

 

楽器の話からそれますが。

 

 

昭和の50年代頃でしょうか、子供たちの通う小学校や中学校が木造校舎から鉄筋校舎に建て替えられました。

 

その後、子供たちが荒れる事件が多発する様になったと記憶しています。

 

偶然なのかも知れませんが、私は関係があると思っていますし、有識者の方もその様なことを言っていたと思います。

 

 

木でできた校舎の壁、柱などはちょっとしたことで傷がついたり多少壊れます。

 

相手は子供ですから、悪戯や元気に遊んでいる間に傷がつくこともあったでしょう。

 

でも、木はそれを柔らかく受け止めます。

 

もちろん、傷は残りますし、それを子供たちは目にします。

 

その時、感性がまだまだ柔らかい子供たちの心はどういう気持ちでいるか・・・。

 

 

 

反対に鉄筋校舎。

 

硬いコンクリートでできた校舎は頑丈で子供たちが蹴ろうが、叩こうがびくともしません。

 

逆に子供たちが怪我をしてしまいます。

 

力が力で返される・・・。

 

また、傷になったりした部分は残りますが、コンクリートの傷は美しくない・・・。

 

 

こう言った些細なことの繰り返しが、子供たちの成長過程に影響しないはずがないのです。

 

話がそれて長くなりましたが、伝わっていますか?

 

このことと同じく、木でできた楽器を大切に扱うことなどが、子供さんにとって良いことが多いのです。

 

 

心の柔らかい子供のうちに豊かな心を育ててほしいと思います。