こんにちは!
シェリーです^ ^
今日の記事は、現在バイオリン学習中の人向けです。
初級から上級まで全般に当てはまります。
今回は間違った練習方法、【その1】です。
「練習しているのになかなかうまくならないなあ・・・。」という方。
ぜひ参考にしてみてください。
『速いテンポでばかり練習している。』はNG!
レッスンでまず先生に聴いていただく時は、イン・テンポ(その曲の指定通りの速さ)で弾くのが普通。
でもお家で一人で練習している時も、そのままの速いテンポで練習していませんか?
弾けない箇所を何回も何回も繰り返し速いテンポで弾き続ける・・・。
この練習方法では、いつかは弾ける様になるかも知れませんが、時間ばかりかかって成果が出にくいです。
その日の練習が徒労に終わることもあります。
ですから、ゆっくり正しく弾くことを意識して弾くと良いですよ。
例えば、初級の方でよくあるのが付点のリズム。
これです。
付点四分音符と8分音符がセットになったリズム。
この教本は「たーあ た」とリズムをとっていますが
私は「1 と 2 と」(音を出すのは大きい太字部分)と教えています。
これを、正しく数えず適当に素早く練習しているケースがよくあります。
幼い子供はゆっくりしか練習できないので問題にはなりにくいのですが
逆に、大人や小中学生以上の子供の方が、ささっ、と弾いて正しくないことを繰り返します。
「弾いているうちにできる様になるかも。」という感じでしょうか?
でも何回やってもできません。
時間ばかりかかり、焦ります。
そのうち疲れて成果が出ぬまま練習をやめ、最悪の場合、バイオリン練習からも遠ざかって・・・😱
そんなことになるより、それこそ幼稚園児に戻ったつもりで、愚直に
「いち、と、にぃ、と・・・👶」と声を出して数えて練習した方が断然良いのですね。
そうは言っても、勉強や宿題や、仕事で忙しい方からは、
「気が急(せ)いて、落ち着いてゆっくり練習なんてできない!」
「速く練習してもできる様になる!」
「ゆっくり練習はやりにくい!」
・・・なんて声が聞こえてきそう。
でも、「弾ける様になる!」
(「海賊王に俺はなる!」のノリで)
という目的を考えた時に、確実にそうなるにはやはり、一つ一つじっくりと注意力、集中力をフルに働かせて
まず、一回成功させ、それを何回か繰り返す事が結局1番の近道。
するとそれは体と頭に深く刻み込まれ、また同じ様な部分が出てきても難なくクリアーできます。
ささっと練習は、その時は弾けてる様な気がしますが、のちに弾けなくなることも多いです。
「急がば回れ。」なのですね。
「ゆっくり練習がやりにくい!」、そう感じるのは良い事です。
自分がどこができていないかがわかりますから。
速く弾き飛ばしてしまう(実は速く弾いてごまかしている)と、弾けた気になってしまい、
いざ本番!でそれが露呈してしまう事があります。
ゆっくり弾くと、ごまかせないので弾けないところがわかる。
そうしたらそこを重点的にきちんと弾けるまで練習。
脳の回路がしっかり作られて確実なテクニックが身につきます。
偉そうに書いてきましたが、これら全て私が経験済み、なのです。
激しく練習する事が良いもの、と勘違いし、ひたすら、めくらめっぽう弾きまくっておりました・・・😅
当然、弾けないわな・・・。
昭和のスポ根(スポーツ根性)モノを見て育ったので(うさぎ跳びとか・・・今ありえないし!)
そのノリでバイオリン弾いてました🤣
どうか、今、学習中の皆さんには正しい練習方法で、効率よく上達して楽しく演奏してほしいと思います😃
生徒さんの伴奏練習。
クライスラーの「愛の悲しみ」と
「前奏曲とアレグロ」(通称、ミシミシ😁)
バイオリンで弾いているだけだとわからない
妙なる和音の響きやリズムの面白さを発見し
一人、ニヤつきながら練習しています。(変なやつ)
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