こんにちは!
シェリーです^ ^
前回に引き続き、間違ったやり方をしていないか、ご自分の練習方法をチェックしてみましょう。
『いつも大きな音で練習している。』はNG!
練習するときの音量を思い出してください。
かなり大きな音で弾いていませんか?
いつも大きな音でさらっているのは実はNGです。
理由は
「自分の音が聴けなくなるから」
当たり前の話ですが、音楽の練習は『よく聴く』事が大事。
自分の音、聴いてますか?
自分の音を注意深く聴きながら、音程は正しいか、音質は美しいか、モニターしながら改善するのが練習ですよね。
ですが、意外にも自分の出す音って自分で聴いてないんです(°▽°)
その証拠に、こんな事がありました。
新しいピアノを買った時の事。
私は嬉しくて一生懸命ピアノを練習していました。
そこへピアニストの友人が遊びに来て、私はお茶を淹れるためキッチンに行きました。
その間、その友人がピアノを弾いていたのですが、それをきいて私は「え?」((((;゚Д゚)))))))
なんと、音がめちゃくちゃ狂ってる!
調律が合ってなかったのです。(新しいピアノは調律後もよく音が狂います。)
自分で弾いていた時は、全然気付かなかったのに、客観的にきいたら、すぐ気がついた。
ちなみにそのピアニストも、調律の狂いについては指摘しませんでした。
やはり聴こえない・・・というより、これは自然な事。
自分の出す音は、よほど意識して聞こうとしないと聴こえないものなのです。
どうしたら自分の音が聴けるようになるか?
しっかり聴こうと耳を傾けることも、もちろん大切ですが、
効果的なのは
『小さな音で弾く事』です。
人間は大きな音に対しては、自分から聴きにいこう、としなくなります。
受け身になったり、どちらかというと注意深く聴くことを避けようとします。
だから、小さな音で弾くと耳を澄まそうとするのです。
音程の練習に効果的です。
ある箇所の音程を正しくさらいたい時に、前回の記事でも書いたゆっくり練習と同時に小さな音で弾く。
そうすると、自分の音をよく聴こうと自然に耳が傾けられます。
大きく「f(フォルテ、強く弾く)」の箇所の場合も実は小さな音で弾く、は有効です。
音量を大きく出す練習も大事ですが、ともすると自分で客観的に聴かないことにより、潰れた響きのない汚い音になりがちです。
小さな音を弾いてみるとわかりますが、実は大きな音を出すに劣らず、エネルギーが要ります。
そのエネルギーをコントロールできるようにするのにも小さな音で練習する、が効果があります。
自分の音を聴かないで、ただ音を出しているだけでもバイオリンを弾く運動能力は上がります。
でも、もし効果的に上達したいのであれば、『小さな音で弾く』、試してみてくださいね。
注意力、集中力がつきますよ。
ぜひ今日の練習から取り入れてみて!・:*+.\(( °ω° ))/.:+
ここからは余談です( ´ ▽ ` )
携帯電話で相手と話している時、相手の声が聞き取りにくい時がありますよね。
そんな時、「すみません!!!電話の声が聞き取りにくいのでもう少し大きな声で話していただけませんか!!!???」
と、つい大きな声で言っていないですか?
実はこれ、逆効果で。
相手に大きな声で話してほしい時は、こちら側(自分)が小さな声で話した方が良いですよ。
すると、向こう(相手)は「聞こえない!」と、自然に自分から大きな声を出しはじめますから。^_−☆
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ジャッキー (土曜日, 19 6月 2021 16:56)
今までめちゃくちゃ大きな音量で練習してました。今度から音量を下げて自分の音程に耳を傾けてみます。�