こんにちは!
シェリーです( ´ ▽ ` )
何年か前にこんなことがあって・・・封印していましたが言ってもいいかな・・・。
ある日、バイオリンレッスンの問い合わせの電話がありました。
お母様が子供さんにレッスンを受けさせたいそうなのです。
お話を伺っていくと・・・
「子供が学校で『自分はバイオリンが弾ける!』と言ってしまった。
シェリー先生は2日間でベートーベンの第九を弾かせるそうだが、短期間でバイオリンを弾けるようにしてほしい・・・。」
・・・とのこと。
私は、以前、「喜びの歌(ベートーベンの第9交響曲のメロディー)」を2日間で弾ける!」といったイベントをやりました。
それを何かでお知りになったのでしょう。
(ブログにも書きましたし)
う〜〜〜〜〜む・・・( ̄▽ ̄)
確かに、メロディーは弾けるようになりますし、実際あのイベントに参加された方々や関係スタッフはあまりの短時間の成果に
びっくりされていました。
しかし。
一般的に『バイオリンが弾ける』というのとは違うんですよね。
それに、バイオリンを習うきっかけはどうでも良いんですが、その後、続けていかれるのかどうか疑問で。
『バイオリンが弾ける』と言うとある種のリスペクトが集まるのは事実です。
「え〜っ!〇〇ちゃん、バイオリン弾けるの?!スッゴ〜い!!!」・・・みたいな。
でもなぜ「すごい」と言われるのか?
それは・・・・
毎日、毎日、
かなりの時間と集中力を費やして練習して
やっと弾けるようになるから!
・・・が理由のひとつ。
私はホームページで『バイオリンはそんなに難しくはないよ〜』と言っています。
「え?それって矛盾してない?生徒を集めるためにウソついてるの?」
と言われそうですが違います。
バイオリンは難しくないです。
バイオリンを弾くのと赤ちゃんが歩けるようになったり、母国語を話せるようになったりするのは同じです。
皆さん歩いたり、日本語、簡単に喋ってるでしょ。^ ^
歩けたり話せたりするようになるのは、
赤ちゃんが周りの大人たちが歩いている、話しているのを見て、
ちゃんと練習(それもかなりの時間)しているからなんですよ。
うちの子も、歩き始めはまるでキョンシー(知ってる?知らない人ググって w)のように両手を前に上げて、
てこてこ、廊下中を歩き回ってました。
練習はしてますが、決して難しくはないでしょ。^o^
それと同じく、音楽を聴いて、
ちゃんと教えられる(ここ大事!)先生に教わって
毎日歯磨きするように練習すれば弾けるようになります。
ただ、バイオリンは他の楽器と違い、音が用意されていないので、難しいと言われてしまいます。
また、上手に弾ける先生がちゃんと教えられる先生というわけでなく、
残念なことに、その人に合った、指導ができる先生(結構少ないです)につけなくてめちゃくちゃになってしまい
「やっぱりバイオリンは難しいンダ〜。」と途中でやめてしまう方が多いんです。
皆さん、バイオリンが弾ける人を見て
「すごいな〜、素敵だな〜。」と言ってくださいます。
でもその域に達するまでに、やはり継続的な練習が必要。当たり前ですが。
「そんな長い時間かけなくちゃ弾けないなんていやだ!」
と思われる方もいるでしょうが、ご心配なく。
学習の途中で素晴らしい音楽たちに出会えます。
可愛いガボットや、メヌエットは華やかな貴族のお城の舞踏会に誘ってくれますし、
狩猟や偉大な自然を彷彿とさせる曲もあります。
いながらにして世界旅行、時間旅行・・♪( ´▽`)
そうこうして楽しんで弾いているうちに上達していきます。
(ただし練習時に、自分が学校でバイオリニストさながら賞賛を浴びて弾いている妄想をする人はやめたくなりがちw)
そんなちっちゃな学校の教室で何十人かのリスペクトを集めるためにではなく、
自分自身のおっきな心の世界を広げるために弾きましょうよ!
(結果、おまけにリスペクトがついてきます)
やった人にだけしかわからない世界、かもね。
新百合ヶ丘。
建物に切り取られた青い空が美しい・・・。
もっと早く来れば紅葉が綺麗だったんですが。
どんどん冬らしくなってきました。
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