オーケストラで演奏する人たちのすごい能力。

こんにちは!

 

シェリーです( ´ ▽ ` )

 

今回は自身の経験から。

ふつうなかなか知り得ないオーケストラで演奏する人たちのお話。

 

私自身、若い頃オーケストラ(以下、「オケ」と略します)で演奏していました。

 

アマチュアオケに始まり、大学卒業後は中学、高校の先生をしていた時期を経て、プロのオケで弾いていました。

 

 

そこで感じたのは、オケマン(オーケストラの演奏者)たちの高い能力です。

 

 

大体、演奏会本番前2日から3日間がオケとしての練習です。

(協奏曲や歌のソリストが入るとか、オペラやミュージカルなど形式によって違いはあります)

 

 

それまでにパートの楽譜が何週間か前に各演奏者に送られていてそれぞれ練習しておきます。

(酷い時は2日前くらいに届くことも(T . T))

 

 

で、オケの合わせとなりますが、百人ほどの演奏を一つにまとめるのは指揮者の仕事。

 

まとめるだけでなく、芸術作品としてのディテールを作らなくてはなりません。

 

ハーモニーや音程を美しく整えたり、楽譜に表れない間を取ったり。

 

 

例えば「フェルマータ」(その音や休符を長く伸ばす)という記号がありますが、その長さの間合いなども「あうん」の呼吸の域。

 

 

 

それらの指揮者の要求を瞬時に理解し答えるのがプロのオケマン。

 

 

指揮者の要求は矢継ぎ早に飛んできます。

(指揮者の頭の良さもすごいです)

 

何しろ、2時間くらいの演奏(すごい情報量です)を2〜3日で仕上げるのですから。

 

指揮者の指示が飛ぶ、オケマン、理解し、素早く楽譜に書き込み実践、演奏、ダメ出し、の繰り返し。

 

オケは後ろの方で演奏している方もいるので、伝言ゲームのように前の奏者が後ろの方に的確に指示を伝えたり。

(これもスピードは速い!)

 

 

他のパートが指示を受けている時も理解を深めるためにスコア(総譜。オケの全部のパートが書いてある)と睨めっこしている人も。

 

 

とにかく、脳がクルクル目まぐるしく回転している!

 

情報処理能力が高いのです。

 

 

この方達の中で、もし会社で働いても十分有能さを発揮できる人達、多いと思います。

(中には芸術家特有の個性的な方もいらっしゃいますので一概には言えませんが・・・^_^;)

 

 

頭だけでなく動作も素早い!

 

そりゃそうです。

 

音の流れの速さはアスリート並みの曲もありますから。

(モーツアルトのオペラ、ドン・ジョバンニの「シャンパンの歌」とかw

 ボカロに慣れた若い人たちには並み?かな。でもアコースティックでの演奏は簡単ではありません。)

 

 

演奏会本番は日本全国いろいろな会場でありますので、体調を整えて、自分の楽器の管理をして

責任を持って時間通りに到着しなくてはなりません。(マネージャーはついていません)

 

 

音楽の演奏というと優雅な感じがしますが、実は体力、気力などのエネルギーは半端ないものがありますよ。

 

この辺りは巷のプロと同じなんですね。

 

 

 

 

 

バレンタインにスコッチウイスキー。

 

チョコレートとジャズをお供に♡