こんにちは!
シェリーです^^
「1−3−5で異次元世界」?
なんのこと?と思われましたね?
これ、ある音楽で私が感じることです。
その音楽はモーツァルトのバイオリン協奏曲第5番第1楽章、ソロ冒頭部分。
バイオリンのお稽古をしている人が上級になると必ずと言って良いほど弾く曲です。
オーケストラが比較的長い前奏の後、それまでの賑やかな音楽から打って変わり
ソロ(一人で弾くパート)が緩やかでシンプルな音を奏でます。
それはこの曲の調性、イ長調の主和音、「ラ・ド♯・ミ」。
これはイ長調の第1音、第3音、第5音。
この第5音、ミが奏でられるとすでに奏者、または聴いている人は別世界に連れて行かれるように感じる。
ただ、この音を電子キーボードやピアノで単純に弾いてもそうは感じないのです。
オケの長い前奏があればこそ、ですし、さらにソロはバイオリンだからこそ、この感じになる。
(フルートなどの管楽器でも表現が難しいのでは、と思います)
まさにこの世のものとは思えない美しさ、異次元、別世界。
まるで上昇気流に乗って天上界の雲の上にフワってのせられ限りなく平和で満たされた気分になる。
(※個人の感想w)
私は中学2年生でこの曲を弾き、どハマりしました。
この曲でバイオリンの奥深さを知りました。
しかし自分の中にあるメチャクチャ美しい理想の音を表現するのは生半可ではできません。
何度も何度も繰り返し繰り返し練習した覚えがあります。
この「1−3−5」の不思議に他の場面でも気がつきました。
当時、私はYMOの音楽が好きだったのですが、坂本龍一さんが作曲家になった原因として
「ベートーベンのピアノ協奏曲第3番が好き以上に好きになったから。」みたいなことを言われていたんです。
(うろ覚えですが、多分そんなことだったかと。)
それでその曲を聴いてみましたら、やっぱり冒頭がハ短調の主和音「ド・ミ♭・ソ」(第1・3・5音)から始まっている。
確かにこれも精神が没入する感じがすごい。
私個人の感覚では第5音を待たずに第3音ミ♭でどっす〜ん⤵︎と深〜いところへ連れて行かれるのですけれどw。
モーツアルトの場合は天上界へ、ベートーベンは下界?への対比が面白い☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
どちらにしろ、主和音の分散(アルペジオ)はすごいエネルギーがあるのですね。
モーツァルト、ベートーベン、いろいろな人の演奏がありますがぜひ聴いてみてください。
あなたはどう感じますか?感想などをコメントいただくと嬉しいです^^
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