上達のヒント。

こんにちは!

 

シェリーです^^

 

長くバイオリンを習っていますと、乗り越え難い壁のような物が出てきて途方に暮れたりします。

 

「重音が上手く弾けない。」

 

「音程がとれない。」

 

「曲の中の難しい箇所が弾けない。」

 

「私、こんなに弾けてなかったっけ?」

 

真面目な方ほど悶々と悩んでしまいます。

(私もそうでした)

 

 

 

苦しくて、本を読みあさったり、有名なバイオリニストを出待ちしてアドバイスをあおいだり、テレビやビデオの演奏を穴が開くほど眺めたり。

 

 

だけど、実はそれまでに解決の方法は先生から学んでいたりしているんですよ。

 

 

自分がそれを真摯に受け止めず、頭の表面でわかったつもりになってるだけで。

 

 

解決の仕方はすごくシンプルなものです。

 

それを愚直にやるか、やらないか、だけです。

 

 

 

愚直に、というところ大事。

 

「こんなことやってなんになるの!?」

 

と思われるようなことです。

 

 

例えば。

 

テンポやリズムが狂いやすい生徒さんがいた、とします。

 

その場合、私は

「歩きながら、リズムをとって曲を心の中で歌ってみてくださいね。」

 

とか、

 

「歌いながらスキップしてくださいね。」

 

とか、

 

「曲に合わせて手を叩いてみてくださいね。」

 

 

などのアドバイスをします。

 

 

ね、幼稚園のお遊戯みたいで馬鹿馬鹿しく感じません?

 

でもとても本質的なことなので、大真面目に毎日これだけを何時間もやってほしいんです。

 

多分、みんなしませんね。

 

 

 

私の場合は、こんな悩みでした。

 

合奏で曲の始まりの立ち上がりの音がみんなと合わない。

 

その都度、先生が

 

「弓は弦においてから弾くように。」

 

とアドバイスをくださっていたのです。

 

その時の若い生意気盛りの私は聞いちゃいねぇ・・・。( ̄▽ ̄)

 

スルーし続け、ある時、ハッと気がつきました。

 

弓を弦に置いて用意する大切さ・・・。

 

 

 

あんまりシンプル、簡単なことなんで、入ってこないのです。

 

 

そんなシンプルなことも体の中に腹落ちするまで時間はかなりかかります。

 

練習、練習、です。

 

 

私が若い頃、世界的に有名なバイオリニストのレッスンを受けた時のこと。

 

どんな目から鱗のアドバイスがいただけるんだろう?と思っていましたら、言われるのは当たり前のことばかり。

 

拍子抜けし、「はい、はい」って聞き流していたら、その方から、「わかっているならなぜやらないんだ!」と。

(できてなかったんか〜い!Σ(゚д゚lll))

 

 

 

先生方のほんの些細に聞こえるアドバイスはその先生方が何十年とバイオリンを極めてきての一言、なのです。

 

 

さて、あなたは先生にどんなアドバイスを受けていますか?

 

愚直にやり続けてくださいね。

 

 

今月末のおさらい会のためにピアノ伴奏をバイオリン伴奏に書き換えています。

 

やっと清書できました。

 

あとはスラーやボウイングを考えていきます。

 

前の記事⇨弦楽で伴奏します。

 

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