最短!最速!練習の仕方。

こんにちは!

 

シェリーです^^

毎日の(お忙しい方は毎日できないかもしれませんが)バイオリンのお稽古、どうなさっていますか?

 

今回は毎日練習している学生さんや、お忙しい大人の方に向けて練習の仕方(ポイント)を書いていきます。

 

ご自身の今の練習の仕方など振り返って参考にしてみてください。

 

 

 

 

毎回のバイオリン練習、どうやってますか?

 

楽器を出して、調弦をして。

 

基本練習、練習曲、そして曲を弾く。

 

 

その時、音を出すことに気を取られていませんか?

 

なんとなく音を出して時間が経っていって、ある程度の時間音を出して「今日も練習した!」って終わってませんか?

 

 

さて、練習が終わって何ができるようになりましたか?

 

 

例えばこれが「お魚釣り」でしたら目の前にお魚があったら釣果ですがw🐟

 

その練習であなたは何を得ましたか?

 

何ができるようになりましたか?

 

 

毎回、何かしらの成果を感じていらっしゃいますか?

 

 

それを意識しましょう。

 

 

逆にいうと、

 

「今日は曲のこの部分のアップボウのスタッカートをマスターする!」

 

「先生に指摘されたこの部分の音程を正しく弾けるようになる!」

 

「この部分の重音を綺麗な音で弾けるようになる!」

 

とか。

 

意識してほしいのはそこの部分。

 

これを意識するのとしないのでは、結果が出る時間に大きな差がでます。

 

なんとなく練習しているのでもそれなりに上手くなっていきますが、釣れるお魚ちゃんは🐟少ないし、時間がかかってしまいます。

 

 

毎回の練習で曲を始めから最後まで通して練習している方は要注意です。

 

先生に指摘された部分、自分で「ここ弾けてないな」っていうところ、違和感を感じるところ。

 

そこを取り出して重点的にさらうようにします。

 

ここで、どういったことが原因で弾けないのかを考えてみてください。

 

 

「移弦がある」「弓の元のコントロールができていない」「弓の圧力が強すぎる(弱すぎる)」

 

「四の指が弱くコントロールできていない」などなど、原因はたくさんあります。

 

それらを考えて、対策や練習方法を見つけて繰り返しさらってください。

 

繰り返し!です。

ちゃんとできてるかチェックしながら。

 

・・・とやっていても、弾いてるうちに何の練習をしているか、その目的を忘れていることもあります(*≧∀≦*)

 

 

では、それが「できた!」となるのはどういった状態になることでしょうか?

 

多くの人は、一回でも思ったとおりに弾ければ「弾けた!」とばかりにそのままスルーしてしまいます。

 

 

私は生徒さんによく

 

「100回弾いたら、同じように100回弾けるようになること。」

 

とお伝えしています。

 

つまり再現性があるか、自分でそれをコントロールできるか、です。

 

 

いかがでしょうか?

 

こういったことを意識して練習していたでしょうか?

 

 

 

さて、ここまでは曲の部分的な話をしてきました。

 

ここからは、一部の方ができていない、曲を始めから最後までスルッと弾き通す、ことについてです。

 

 

 

レッスンにいらっしゃる方で時々(よく、かもしれない・・・^^;)見受けられるのが

 

一曲、とにかく上手でも下手でもスルッと通して弾けない、しどろもどろになっている方。

 

練習時間が取れなくて、が原因のことが多いのですが、これについて対策を考えてみましょう。

 

 

これは曲の全貌や流れを把握しておくこと。

 

もっと簡単にいうと、「歌えるかどうか?」

 

鼻歌でも良いのですが、次のメロディーがスルスル出てくる状態。まずここを目指します。

 

どうですか?今の課題曲、歌えますか?

 

歌えない音域の部分は頭の中でイメージできますか?

 

 

できない場合、YouTubeでもCDでもなんでも、とにかく聴きこみましょう。

 

頭からその曲が離れなくなるくらいに。

 

 

この練習は楽器を持たなくてもいつでも、どこでもできます。

 

電車の中で、歩いている時、音を出してはいけない夜間。

 

 

それをバイオリンで、なんちゃって!のノリでいいので弾いてみてください。

 

多少、音程が悪かろうが、リズムが悪かろうが止まらずに頭の中で鳴るその曲を表現してみてください。

 

さあ、できますか?^^

 

 

 

基本的に、レッスンの時にはとにかく調子ハズレでも多少躓いてもハッタリでも!?構わないので

 

音楽になってスルッと一曲通して弾けることが前提です。

 

それができないと、その時点でレッスン終了!の先生もいらっしゃいます。

(私の先生がそうでした。これ、逆にありがたいことでした。)

 

 

レッスンの前に自分でできることはたくさんあります。

 

逆に言うと、レッスンの時の先生のアドバイスはとても簡潔。

(私は言い過ぎてしまいます)

 

おうちに帰って、それを繰り返し、とことん自分と向き合ってさらうわけです。

 

 

例えば。

 

私は、先生が言われた「弓を弦においてから音を出しなさい。」という指摘をずっとスルーしてきました。

 

それがどんなに大切なことを教えてくれているか理解できずに、です。

 

 

先生のアドバイスは言葉にしたらほんの数秒(一行)です。

 

でもその言葉の後ろにはその先生が何十年と経験してきた知恵が詰まっています。

 

お金に換算するのもどうか?なんですが、ぶっちゃけバイオリン弾きにとって、何百万円と価値があることだったりします。

 

 

 

ブログのタイトルを「最短!最速!」としましたが、できるだけショートカットの意味です。

 

良いものを生み出すには時間がかかります。

 

良いワインのようなものです。

 

その時間(練習)を自分の内面と向き合い、楽しみながら時に苦しみながら充実した濃い時間にしていただければ、と思います。

 

 

 

 

味わい深いショコラのケーキ!^^