バイオリンを遅く始めた私が上達のためにやった5つのこと。

シェリーです^^

 

最近、私のブログでよく読まれているのが、

「中学生からバイオリンをはじめても弾けるようになりますか?」という記事。

 

「バイオリンを弾きたいな〜」と大きくなって思った人が、「バイオリンは幼少期からやってないと無理!」なんて噂を聞いて

「実際、どうなんだろう?できるかなぁ?」と不安になるのかもしれません。

 

でも本当にやる気があったらできます。

 

 

「やる気」って何でしょうか?

 

自分が本当にバイオリンを弾けるようになりたいんだ!

という情熱みたいなものです。

 

この決意みたいなものが無意識にでも心の奥底にあるのととないのとでは結果が違ってきます。

 

なんとなく弾けたらカッコいいな、ではじめるのも全然アリ!ですがその後、本人がのめり込むように練習するかどうかは

今まで見てきた経験上、本人のポテンシャルにかかっているようです。

 

 

で実際、何をやるか?

 

 

①良い先生につき、言われることをちゃんと聞いて、それを守り練習する。

 

これにつきます。

 

練習しないと弾けるようになりません、当たり前ですが。

 

私が自分との約束のように決めていたのは、

『先生の前では発表会に出ているように弾く。』

「発表会」ですから途中で止まったりのらりくらり弾かないってことです。

そこまで弾けるように家で練習、準備をしていきます。

 

 11歳から習いはじめて私がやってきたことは基本それです。

 

 

 

良い先生につくことができたのもラッキーでした。

 これ、他の先生についていたらこうはいかなかったかも。

 

初めは合奏などでバイオリンを習いはじめたばかりの小学6年生の私が、背丈が半分ほどの幼稚園児さんたちに混ざって一緒に「キラキラ星」を弾いていたのはとても恥ずかしかった記憶があります。

 

でもそのうち、幼少期から習っていた同学年の友人達を追い越すまでになったのは私がやっていたあることの効果だと思います。

 

それは・・・

 

②他の生徒さんのレッスンをじっと観察する。

 

今はお忙しい生徒さんが多く、時間もその生徒さんだけに割り振られていることが多かったり、自分の番を待っているのは別室だったりするのでできないことかもしれません。

 

私たちの時代は子供が多く、時間も大体の時間で割り振られていて教室にいくとまだ自分の前に何人か生徒さんが待っている状態でした。

 

歯医者さんの待ち時間みたいな感じ?w

 

その間、待っている生徒さんはレッスンをしている同じ部屋で、本や漫画を読んだり、宿題をしたりしていました。

 

でも私は人より遅れている、という自覚があったので、じ〜っと前の人のレッスンを見ていました。

 

 

その生徒さんが弾いているのはこれから自分も弾くであろう曲なので予習になります。

 

先生がどういう指摘をするかもみれるのであらかじめそのミスを回避することができます。

 

よって、自分がその曲のレッスンを受ける時には60〜70%くらいの出来にはなっていてさらに高度な指導が受けられます。

 

そして、さっさと合格し次の曲に進むことができます。

 

 

③自分が弾くことになる曲は必ずレコード(そのころは。その後はCD)を買い何度も聴く。

 

わざわざ買って聴かなくても、楽譜から読み取って弾けばそれで良いと思われるかもしれませんが、

まずどんな曲か聴いた方が早いですしお手本になります。

 

鑑賞するのも楽しいことで「うわ〜素敵な曲だなぁ、これが弾けるようになったらいいな〜^^」って

 自分のモチベーションを高めていたみたいです。

(「みたい」というのは、今考えると、です。当時は無意識。)

 

 

 

④ルーティンを守る

 

毎日の練習は、うちは夕食が大体5時半と決まっていたので、30分で食事を済ませ、6時から9時までバイオリンの時間でした。

 

食事が終わると、自動的に体が練習部屋に向かっていました。

 

とても大事なことなのですが、バイオリンを習わせる(そうでなくても)親御さんは、子供たちの生活リズムを整えることに注力して欲しいな、と思います。

 

食事の時間などが親の都合でバラバラで、親がハッと気がついた時に「バイオリンの練習しなさい!😠」というだけでは絶対うまくいきません。

 

働くお母様も増える昨今、難しいこととは思いますが・・・。

 

この部分は私は母に感謝しています。

(ちなみに母から「練習しなさい。」と言われたことはありません。習慣になれば自動的です)

 

 

遅くはじめた私が浪人することなく短期間で公立の芸術大学に合格したのは周囲が驚いていた、と後から聞きました。

 

何よりバイオリンが好きだったこと、良い先生につくことができたこと、母がよく音楽会に連れていってくれたこと、

自分で工夫してハンデを克服したことなどなど・・・が結果につながったのかなと思います。

 

 

⑤続けること。

 

学生時代ほどではありませんが今でも練習をしています。

自分で気になっている欠点の克服や何度も弾いた曲の中に新しい発見を見出したり。

楽器もどんどん音が変わってきて面白いものです。

 

時には練習するのがしんどくなったり思うように上達しなくて嫌になったりすることもあるかもしれませんがぜひ続けてください。

 

 

これからバイオリンをはじめる方のご参考になれば幸いです。

 

 

 

最近読んでよかった本。

村上春樹さんが翻訳しています。

 

ディカプリオ主演で映画化もされています。

こちらもよかったです。

 

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コメント: 2
  • #1

    中澤奈保 (月曜日, 16 9月 2024 07:00)

    『先生の前では発表会に出ているように弾く。』

    「発表会」ですから途中で止まったり、のらりくらり弾かないってことです。そこまで弾けるように家で練習、準備をしていきます。
    ↑コレ、やっていませんでした!
    いつも、先生のところに行くとあがってしまっていました。
    練習時間のルーティンは、ほぼできているので、もっと集中して練習しよう!と思いました。
    ありがとうございました。

  • #2

    シェリー (月曜日, 16 9月 2024 22:33)

    中澤様
    練習やレッスン時の自分で気がついていない意外な盲点ってありますよね!
    アガリの対策ブログ記事などもありますよ⇩
    https://double-ash.jimdofree.com/2023/02/16/先生の前で家で練習したように弾けない/
    頑張ってくださいね!^^