こんにちは!
シェリーです^^
私のところに体験レッスンや、実際にレッスンに来てくださる方には様々な理由で
他の先生のところからかわってくる方がいらっしゃいます。
そこで気がつくことは、多くの方がこんがらがった(もつれた)弾き方をされている、ということ。
ご自身でお気づきなのかどうかは、体験レッスンなどの短い時間ではたずねることも難しいですし、
はっきりご指摘するのもあまりに失礼かと。(ご本人のせいではない原因があったりします)
レッスンは一方的なものではなく、信頼関係が大事になります。
初対面でいきなり
「あなたの演奏はこんがらがっています。」
なんて言われたら、私ならいくら相手が先生だとしても凹んでしまいますし。
そこに至るまでには様々な事情があったと思うのです。
あ、これ、初心者でなく大体、中級、上級者の話です。
(初心者は私が基礎をみっちり仕込みます故ご安心をw)
体験レッスンに来てくれた中学生のお嬢さん。
他の先生のところでビバルディの協奏曲くらいまで弾いていましたが、やはりもつれていました。
「どんなレッスンでしたか?」とたずねると、先生がお手本を弾いてくれてそれを真似て弾く、というレッスンだったそうで。
結局、私の空いているレッスン枠時間に入れなかったので体験レッスンのみとなりました。
また、ある中学生の生徒さんは、上級で譜読みも早くいわゆる「弾ける」方だったのですが、やはり「こんがらがってる」弾き方。
レッスンに通ってくれましたが、それまで高度なテクニックの上級者向けの曲を弾いていたのに、基礎からやり直しがもどかしかったのか、しばらくして辞めていかれました。
一度こういった弾き方になってしまうと、治すのに時間がかかります。
でも気持ちをリセットして丁寧にさらっていけば徐々に効果が表れ、さらに高度なテクニックや表現が可能になります。
再度言いますが、時間はかかるし、さらに、正しい状態で行うことが必要となります。
でもこれ、実生活でも同じでこれができる人は他のことも上手くいく人なんじゃないかな?
「バイオリンで人生修行」になります、いえ、本当に!
初めからこんがらがる、もつれることなくまっすぐに伸びていくのが理想ですが、そこは人生色々・・・。
(なんの話をしているんですか、シェリーさん?)
真面目な話、実は自分がそうだった(こんがらがっていた)から、なんです。
芸術大学の音楽科を卒業したにも関わらず、社会に出てプレーヤーとして活動しながらなんだか腑に落ちない・・・。
そこから独学で勉強し直しました。
だからこんがらがっていたのは経験済みで、そこから抜け出す方法もわかりました。
独学でしたので抜け出すのにかなり時間がかかっています。
ですが、当時そんなことを聞ける、教えてくれる先生もいなかった、見つけることもできなかったのです。
今はインターネットで調べることもできますが、私の場合は本を読み漁ったり、この人!と思うバイオリニストに出待ちして聞く(良い子は真似しないでね)、なんてこともやっていました。
そんなこんなで、私のところにレッスンに来てくださる方には
「わかりやすい!」とか
「できるようになった!」とか
ご感想をいただき、長いお付き合いをさせていただいています。
もちろん、一方でその価値がお分かりいただけない方もいて離れる方もいらっしゃいますが、そこは価値観の違い、というだけです。
手っ取り早く有名な曲などを弾きたい方には不向きかもしれません。
・・・と自分の話はここまでにして。
ご自身の演奏がもつれているどうかは自分で容易に判断できます。
演奏を録音、録画すれば良いだけです。
それが自分の気に入る演奏ならそれで良いし、「何かおかしい・・・。」「自分が聴きたい演奏じゃない。」と思えば
改善の余地がある、ってことです。(当たり前すぎますが)
録音、録画は誰しも凹みます・・・。
かなり上級者でも。
ですから、できれば早い段階からやってみるのをお勧めします。
先生のお許しがあればレッスンを録音するとか。
(嫌がる先生もいるので要注意)
この場合、録画より録音が良いと思われます。
なぜなら、画像があると情報が多すぎ、注意散漫な状態で聴くことになるので。
(いつも私はそれを「二兎を追うものは一兎も得ず」と言いますw)
ですが!
録音したら必ず毎練習、聴いてください!
聴かないでほったらかしにするのは絶対やめてください!
耳を塞ぎたくなるかもしれませんが、それに耐えて上達を目指しましょう。
(回を重ねるうちにだんだん慣れますから大丈夫ですw)
そこからのリセット処方箋を出すのは先生の役目。
独学でできないこともないですが。(執念でなんとかした私のようにw)
ただ、前出の例(中学生の生徒さん)もありますので、そのままで良い人は必ずしもしなければならないものではないです。
ご参考までに^^
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