ビブラートができない、とか。

こんにちは!

 

シェリーです^^

先日アマチュアオーケストラで弾いている方に質問されました。

(飲みの席でw)

 

「ビブラートってどうやるんですか?」

 

お話を聞いていくと、うまくビブラートができなくて歪な動きになってしまうんだとか。

 

また、ついている先生から「もっと、も〜っとビブラートかけて!」と言われるそうな。

 

 

それで私が初めてビブラートをかけ始めた時のことを思い出しました。

 

それは鈴木教本の4巻、ビバルディのイ短調協奏曲の時に、先生から「ビブラートかけて弾いて」って言われましたね。

 

先生がお手本に簡単な動きを見せてくれただけでした。

 

そこからな〜んとなくビブラートをかけるようになりました。

 

 

 

こんなふうに、ビブラートだけでなく、「勝手にやってみて。」みたいな先生、昔多かった気がします(今でもいる?)

 

大体、先生に「ビブラートってどうやるんでしょうか?」なんて聞ける雰囲気なかったりしますし😅

 

 

 

で、それから私はまた書物を読んだり、実際にテレビなどでバイオリニストのビブラートのかけ方を見て真似たり、バイオリニストに直接質問したりしました。

 

ですが、雲を掴むようでやっぱりわからない。

 

ある本なんかでは「ビブラートは演奏者の心から湧き上がってかけたくなるもの」みたいな記述がしてあって

 

「なんじゃ、そりゃ???😀」

 

なんとなくその気持ちもわからなくはないのですが、「もっとわかりやすく教えてくれよ〜」って思いました。

 

 

で、いろいろ研究した結果、私の中ではこのような解釈になりました。ご参考になれば。

 

 

ビブラートとは、イタリア語で「震える」という意味。英語では「バイブレーション(振動)」。

ある音に音程をわずかに上下に揺らし、演奏に表情や感情を表現し豊かにさせるもの。(AI解答参照)

 

 

こうしなくてはならない、という正解はないと思っています。

 

先にビブラートがあるのではなく、演奏者の表現を豊かにするためにつけます、当たり前のようですが。

闇雲になんでもかんでもつけるものではありません。

 

 

ビブラートをかけた音とかけない音を比べるとわかりますが、響きが違います。

 

ここはかける方が綺麗だろな、ってところで演奏者自身の感覚にしたがってかけます。

(先述の本の「演奏者の心から湧き上がって・・・」はこの意味でしょうね)

 

 

 

で、ここからが盲点なのですが、それは体の、もっと部分的にいうと手の運動です。

(厳密にいうと、腕、手、指)

 

ビブラートをかける人が自由自在に表現できる動きができるように。

 

そう、動きの訓練をしておく。

 

ダンスをやっている人で体が硬い人がいないように、バイオリン弾きも腕や手や指の動きをしなやかにコントロールできるように動きの訓練をしておくことです。

 

詳しいやり方は長くなるのでまた別の機会にしますが、ポイントは「音程を揺らす」ということです。

そのために効率の良い動きを自然にできるようにします。

 

 

というわけで、先のアマチュアオケの方にはポイントを説明させていただきました。

飲みの席でへべれけになりながらのレクチャーでなく、実際に私のレッスンを受けていただくのが本当は良いのですが😁

 

 

バイオリン弾きが悩みやすいのは何か特別なことをしていると思ってしまうからのように感じます。

 

芸術、とか音楽とか。とても高尚なことだと。

 

だから難しいこと、複雑なことのように考えてしまいがちです。

 

自分で練習しながら、どうやったらいいかな?って自分の心や体に耳を澄ます。

 

するとちゃんとアイデアが降ってくる時があります。

 

自分の体や心を自分の先生にすることです。

 

 

ひさしぶりにオケにのりました。

 

弾きごたえのある曲ばかりでなかなか面白かったです。

 

 

 

 

 

 

 

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